バーコードリーダーのエイポック
バーコードリーダー,QRコードリーダーの販売会社
製品の選び方
製品選びのポイントとおすすめの製品。
分解能で選ぶ
分解能とは
分解能はバーコードスキャナが読み取りできる、バーコードの細バーやモジュールの幅です。細バーおよびモジュールの幅とはバーコードを構成するバーおよびスペースの最小構成単位です。
バーコードスキャナの分解能は数値が小さいほど、細いバーコードを読み取ります。
離し読みができるバーコードスキャナは、バーコードから遠ざかるほど、分解能は大きい値になります。(遠ざけると目が細かいバーコードは読まなくなる)
なお、バーコードの品質によって読み取りに影響を受けますので、各製品の分解能は保証値ではありません。
バーコードの規格と寸法
細バー幅およびモジュール幅の寸法はバーコード種類ごとに規格があります。主な寸法は次の通りです。
- JAN
- 1モジュールの幅は0.33mmを基本寸法としています。縮小は0.8倍(0.26mm)、拡大は2.0倍(0.66mm) まで認められています 。
- Code39
- 細バーの幅は0.191mm以上が望ましいとされています。
- NW7(Codabar)
- 細バーの幅は0.191mm以上が望ましいとされています。
- Code128
- 1モジュールの幅は0.191mm以上が望ましいとされいます。
分解能とおすすめのバーコードリーダー
製品 | 分解能 (1次元バーコード) |
バーコードの横の長さ6cm以下 (商品コード、送り状など) |
バーコードの横の長さ7cm前後 (文書など) |
バーコードの横の長さ8cm~15cm (物流用ラベルなど) |
---|---|---|---|---|
1900 2次元バーコードリーダー ![]() |
0.076mm | ○ | ○ | △ |
1300g ロングレンジCCD ![]() |
0.078mm | ○ | ○ | ○ |
MS5145 レーザー ![]() |
0.089mm | ○ | ○ | △ |
CM-500W3A ワイヤレス(無線) ![]() |
0.1mm | ○ | ○ | ○ |
AC-880 CCD ![]() |
0.127mm | ○ | ○ | × |
AC-700 CCD ![]() |
0.127mm | ○ | × | × |
AC-800 CCD ![]() |
0.127mm | ○ | ○ | × |
LS2208 レーザー ![]() |
0.127mm | ○ | ○ | ○ |
製品 | 分解能 (1次元) |
バーコードの横の長さ6cm以下 (商品コード、送り状) |
バーコードの横の長さ7cm前後 | バーコードの横長さ8cm~15cm |
表の意味
- ○・・・推奨できる
- △・・・条件による
- ×・・・推奨できない
補足
「×」と「△」はスキャナーの分解能仕様と操作性を組み合わせて考慮した相対的な結果です。必ずしもスキャナの性能が低いという意味ではありません。例えば、AC-700は高密度なバーコードを読み取る実力がありますが、読み取り幅より長いバーコードは読めません。
まとめ
- 13桁の商品コード(JAN-13)を読むにはどの製品でも使えます。
- 部品・基盤などの小さなラベルを読むには「1900GHD-1USB(2次元/1次元バーコード対応)」「1300g(ロングレンジCCD)」がおすすめです。
- ダンボールや伝票の長いバーコードを読むには「LS2208(レーザー)」がおすすめです。iPadも対応する「CM-500W3A(ワイヤレス)」もおすすめです。