MS7580の質問

質問

MS7580の動作を制御するコマンドを教えてください。

回答

  1. コマンドを使用する前に、次の「準備1」「準備2」をお読みいただき、スキャナの設定を行ってください。
  2. コマンドについては「実行:スキャナを制御するコマンド」を参照してください。

準備1:インターフェースの設定をする

MS7580-USB(USBインターフェース)の場合

次の(1)と(2)の準備を行ってください。

USBシリアルエミュレーションの設定のみ、ホストが送信するコマンドに応答し制御可能になります。出荷時設定のUSBキーボードエミュレーション(接続するだけですぐ動作するモード)では制御不可です。
(1)ドライバファイルを用意する

はじめに、USBシリアルエミュレーションのドライバファイルをホームページからダウンロードし、コンピュータの任意の場所に保存しておいてください。

(2)スキャナを「USBシリアルエミュレーション」インターフェースに設定する
  1. MS7580で設定バーコード「USB Serial Emulation(Uni-Directional) 」を読み取ります。
    日本語設定マニュアルの参照ページ:
    設定バーコード-USB(インターフェースの設定)-USB Serial Emulation(Uni-Directional)
    (注)設定バーコードを読み取るときは、スキャナの上部にあるボタンを押して読み取ってください。設定開始、設定終了は不要です。
  2. パソコンがドライバのインストールウィザードを開始します。ダウンロードしたドライバファイルを選択し、インストールしてください。
ご注意:ドライバファイルは「bi-directional」を使用しますが、リーダーで読み取る設定バーコードは「Uni-directional」です。

MS7580-RS232(RS-232Cインターフェース)の場合

RS-232Cの場合、USBのようなドライバやインターフェース関係の設定はありません。通常の使用と同じようにボーレートなどの通信パラメーターを設定してください。

準備2:スキャナにコマンド許可の設定をする

日本語設定マニュアルから、目的に応じた設定バーコードを読み取ります。この設定により、スキャナはホストからのコマンドに応答するようになります。

設定するメニュー

実行:スキャナを制御するコマンド

次のコマンドとなるキャラクタをホストコンピュータから送信すると、それぞれの動作で応答します。

コマンドでトリガーする、のコマンド NEW

読み取り禁止と許可のコマンド

レーザーのオフ(消灯)とオン(点灯)のコマンド

ブザーを鳴らすコマンド
補足

ブザーを鳴らすコマンドの直前の200msec以内に数字を送信すると、その数字の回数分ブザーを鳴らします。1~9回鳴らすことができます。

その他:コマンド送信でMS7580の設定を変更する

  1. 最初に設定開始/設定終了の値を送信し、設定モードに切り替えます。
  2. 次に、設定項目の値を送信します。
    *値は各バーコードメニューの下に表示した数字です。
    **値の前にASCIIのSTX(02h)、値の後にASCIIのETX(03h)を付けて送信します。
  3. 最後に設定開始/設定終了の値を送信し、設定モードを終了します。設定が保存されます。(1と同じ)
設定開始/設定終了のコマンド
例 UPC/EAN/JANを読み取り禁止に設定する
  1. STX 99999 ETX を送信する 確認ランプが点滅します
  2. STX 100106 ETX (HEX:02 31 30 30 31 30 36 03)を送信する(*許可にする場合はSTX 100116 ETXを送信する)
  3. STX 99999 ETX を送信する ブザーが鳴り設定終了です

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